家族4人で、スマホの契約が4回線。
契約した時期も、キャリアも、プランも、家族それぞれバラバラ。
こういうご家庭、実は珍しくありません。
通信費は、固定費の中でも特に「家族で重複しやすい」費目です。
一人ひとりが別々に契約していると、家族割や見直しのタイミングを合わせる人がいないまま、何年も過ぎてしまいます。
まる乃にこの話をしたら、こんな反応が返ってきました。

うちなんて、私と旦那と子どもで契約したキャリアが3社ともバラバラだよ……。見直すって言っても、何から見ればいいの?

実はそこ、ご相談でもすごく多いパターンなの。今日はその整理の仕方から話すね。
なぜ通信費から見直すべきか
固定費の見直しには順番があるという話を、以前の記事でしました。
金額が大きく、手続きが一度で終わり、生活の質が下がらないものから見る。
通信費は、この3つに当てはまりやすい費目です。
- 家族4回線なら、月1万円を超えることも珍しくない
- 契約は基本的に1回すれば終わる
- 通話・データ量が普段の使い方に合っていれば、体感はほとんど変わらない
だからこそ、優先順位が高いのです。
ご相談を受けていても、通信費については単純な傾向があります。「とにかく安くしたい」というご相談が多い一方で、電波状況や通信速度まで考えている方は意外と少ないのです。データ容量(パケット)の使い方だけを見て決めてしまい、肝心の「つながるかどうか」が後回しになりがちです。
これは、後で触れる乗り換えの落とし穴にも直結する話なので、覚えておいてください。
最初にやること:家族の契約を一覧にする
いきなり乗り換え先を探さないでください。
まず、今の契約状況を全部書き出します。
- 家族それぞれの契約会社(キャリア・格安SIM)
- 契約しているプラン名と月額料金
- 直近3か月のデータ使用量(マイページや請求書で確認できます)
- 家族割・セット割が適用されているかどうか
これを一覧にすると、多くのご家庭で共通する発見があります。
「使っていないオプションが付いたままだった」
「家族割の対象外になっている回線があった」
正直に言うと、私自身は仕事柄こうした見落としはあまりない方です。ただ、これに近い失敗を一つしています。以前、電波状況が良くない場所で楽天モバイルに乗り換えたことがあり、家族が買い物先で連絡が取れず困ったことがありました。「頼んでいたものを買ってきてほしい」という何気ない連絡すら通じない。安さだけを見て契約すると、こういう形でしわ寄せが来ます。

それめっちゃ困るやつだ……。安くなったのに、肝心なときに連絡取れないの本末転倒じゃない?

まさにそう。だから次の「判断基準」のところで、金額の前に確認してほしいことがあるの。
乗り換え先を選ぶときの判断基準
一覧ができたら、次は比較です。
私が確認をおすすめするのは、次の3点です。
- 月々のデータ使用量に対して、プランの容量が合っているか(使っていない容量に払い続けない)
- 通話の頻度(かけ放題が本当に必要か、かけ放題なしで足りるか)
- 家族割の有無(1人だけ乗り換えるより、家族まとめて乗り換えたほうが安くなる場合がある)
そしてもう一つ、金額以上に大事な基準があります。自宅や職場・学校などWi-Fi環境がある場所でしかネットを使わない方は、格安SIMがよく向いています。逆に、出張や旅行などで頻繁に外出する方、自然の多い地域に住んでいる、またはそうした場所へよく行く方は、通信エリアの広さや電波の安定性を優先したほうがよいケースがあります。「安いから」だけで決めず、自分の生活する場所・行動範囲で電波が入るかどうかを、契約前に確認してください。
乗り換えの手順
判断基準が決まったら、実際の手続きです。
- 今の契約会社で、MNP予約番号を取得する(電話番号をそのまま引き継ぐための番号)
- 乗り換え先のサービスに申し込む
- SIMカードまたはeSIMを受け取り、切り替え手続きを行う
- 元の契約を解約する(乗り換え先での回線開通を確認してから)
注意点が2つあります。
- MNP予約番号には有効期限があります。期限内に手続きを終える必要があります
- 契約によっては解約金がかかる場合があります。必ず申込画面の実額で確認してから進めてください
実際に乗り換えた場合の変化
私自身は、格安SIMから格安SIMへと乗り換えを重ねています。スマホの機種が古くなって買い替えるタイミングに合わせて、通信会社も一緒に見直すというやり方です。こうすると、新しい端末をキャンペーン価格で安く手に入れられることもあります。
乗り換えのたびに「電話番号が変わるのでは」「メールアドレスが使えなくなるのでは」と心配される方もいますが、MNPを使えば電話番号はそのまま引き継げますし、メールはGmailなどのフリーメールを使っていれば、キャリアが変わってもまったく困りません。実際にやってみると、思っているほどの手間ではないというのが正直な感想です。

機種変えるときに一緒に見直すの、いいね。別々にやると2回面倒だもんね。

そうそう。タイミングを合わせるだけで、心理的なハードルもぐっと下がるよ。
さてさて、通信費は「今さら聞けない」費目になりがちです。
契約した時のことを覚えていない方も多いのではないでしょうか。
でも、家族分をまとめて確認するだけで、見えてくるものがあります。
今日、家族の契約状況を一覧にすることから始めてみてください。
格安SIMへの乗り換えを考えている場合は、格安SIMへの乗り換えは、何を比べて判断するかで、比べる点と手続きの順番をまとめています。
自宅の光回線も見直す場合は、インターネット回線の乗り換えは、何を比べて判断するかで、比べる点と解約の順番をまとめています。
では、また^^
この記事を書いた人
ぽよ江(日本FP協会認定AFP)
家計のこよみ



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