その時間を買い戻すなら、我慢より固定費を下げる方が早い

固定費の見直し

前回、家事を時給にすると月14万円分になる、という話をしました。

この金額を見て、多くの方が思うのはこうです。

「じゃあ、この時間を減らすには何をすればいいの」

答えを急ぐ前に、ひとつ確認させてください。

時間を取り戻す方法には、2種類あります。

この話、専業主婦で私の大親友の「まる乃」にもしてみました。

まる乃

時間を取り戻す方法って、結局どっちがいいの?

ぽよ江

どっちも正解なんだけど、続けやすさが全然違うの。順番に説明するね。

「我慢」で時間を作る方法

ひとつは、日々の家事や支出を切り詰めて、時間や余裕を生み出す方法です。

安いスーパーを探して回る。

まとめ買いのために時間をかけて献立を考える。

電気をこまめに消して、暖房の設定を我慢する。

これらは効果があります。 ただし、続けるためには毎日、意志の力を使い続ける必要があります。

疲れている日、忙しい日には、真っ先にやめてしまうのもこの種類の努力です。

「手続き」で時間を作る方法

もうひとつは、一度だけ手続きをして、あとは何もしなくても効き続ける方法です。

通信会社を乗り換える。

電力会社を切り替える。

使っていない保険や契約を見直す。

これらは「固定費の見直し」と呼ばれるものです。

一度手続きをすれば、翌月以降は何もしなくても、同じ効果が毎月続きます。

意志の力を使い続ける必要がありません。

AFPとしてご相談を受けていると、我慢と節約を同じものだと考えている方によく出会います。

無駄ではない支出まで削ってしまい、過度なストレスにつながっているケースも少なくありません。

なぜ、忙しい人ほど固定費から始めるべきか

家事に追われて時間がない人ほど、「毎日頑張る」方法とは相性が悪いのです。

毎日頑張るには、頑張るための時間と気力が要ります。

その時間と気力がないから困っている人に、「もっと頑張りましょう」は届きません。

固定費の見直しは逆です。

最初の手続きさえ乗り越えれば、あとは何もしなくていい。

忙しい人ほど、我慢より先に固定費を疑うべきだ、というのが私の考えです。

AFPとしても、この考え方はその通りだと思います。

まる乃

我慢って頑張ってる感はあるけど、疲れてる日にはできないもんね。

ぽよ江

そうそう。だから頑張らなくていい方法を先に整えておくのが楽なの。

何から手をつけるか

固定費の見直しには、順番があります。

まず全体像をつかみたい方は、こちらの記事にまとめています。

固定費はどこから見直すか(001)

そのうえで、特に効果が大きいテーマから、個別に手順をまとめています。

  • 家族の通信費をまとめて見直す手順(003)
  • 電力会社の切り替えで実際にいくら変わったか(004)
  • 保険は何を残して何を見直すか(005)

金額が大きく、一度の手続きで終わるものから見ていくのがおすすめです。

さてさて、私自身も、我慢して節約しようとして続かなかった経験があります。

外食や娯楽費を思い切って切り詰めていた時期がありました。

しばらくは我慢できるのですが、あるとき反動が来て、それまでの分を取り返すように使ってしまいました。

まる乃

あー、それすごく分かる。我慢って反動が怖いよね。

ぽよ江

うん。だから我慢に頼らない方法を先に作っておくのがおすすめなの。

家事の時間は、我慢を積み重ねなくても取り戻せる部分があります。

まずは、いちばん効果が大きいところから見ていきましょう。

では、また^^


この記事を書いた人
ぽよ江(日本FP協会認定AFP)
家計のこよみ

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