生命保険を見直す、入りすぎを防ぐ3つのポイント

固定費の見直し

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「うちの生命保険、子どもが生まれたときに慌てて入ったやつのまま、もう15年経ってるかも」

専業主婦で私の大親友の「まる乃」が、ふと漏らした一言です。

聞けば、当時は保険のことがよく分からないまま、勧められた金額でそのまま契約したとのことでした。

まる乃

あのときは子どもが生まれたばっかりで、とにかく不安で。金額もよく分からないまま決めちゃった。

ぽよ江

それ、すごくよくあることだよ。むしろ、そのまま一度も見直していない人の方が多いくらい。今日は、入りすぎていないかを確かめる方法を、3つに分けて見てみよう。


見直す前に確認する3つのポイント

  1. 遺族年金などの公的保障を踏まえた金額になっているか
  2. ライフステージの変化に、保障額が合わせて見直されているか
  3. 複数の生命保険・特約で、死亡保障が重なっていないか

順番に見ていきます。

① まず確認したい公的保障

生命保険の中身を見る前に、確認しておきたいことがあります。

それは、遺族年金です。

国民年金や厚生年金の被保険者が亡くなった場合、生計を維持されていた遺族が受け取れる公的な年金制度で、「遺族基礎年金」と「遺族厚生年金」の2種類があります。

被保険者の加入状況によって、どちらか一方、または両方が支給されます。

遺族基礎年金は、子のある配偶者、または18歳になった年度末までの子(障害等級1・2級の場合は20歳まで)が対象です。

遺族厚生年金は、被保険者に生計を維持されていた遺族が対象で、受給の優先順位や条件は家族構成によって変わります。

この制度を知らないまま民間の生命保険だけを見直すと、すでに公的保障でカバーされている部分に、重ねて保険料を払っていることに気づけません。

まずは自分の働き方(会社員・自営業・専業主婦など)で、遺族にどのくらいの公的保障が用意されているのかを知ることから始めるとよいと思います。

まる乃

遺族年金って、会社員じゃないともらえないと思ってた。

ぽよ江

働き方や家族構成で受け取れる範囲が変わるから、まずは自分の場合を確かめてみるのがおすすめだよ。

② ライフステージの変化に、保障額が合わせて見直されているか

生命保険の必要額は、「もし自分が亡くなったら、遺族が生活していくのに足りない金額」を埋めるためのものです。

公的保障の分を差し引かずに、生活費全体をそのまま保障額にしてしまうと、実際より過大な保障になりがちです。

まずは公的保障でどこまで支えられるのかを知り、そこから足りない部分だけを民間保険で補う、という順番で考えることをおすすめします。

また、生命保険の必要額は、子どもの年齢や配偶者の収入によって大きく変わります。

子どもが小さいうちは必要な保障額が大きく、子どもが独立するにつれて少なくなっていくのが一般的です。

契約したときのまま保障額を変えていない場合、子どもが独立した後も、当時と同じ高い保障額を払い続けていることがあります。

まる乃

うちの子、もう高校生だから、あと数年で独立か。全然見直してなかった。

ぽよ江

そうそう。お子さんの年齢が上がるにつれて、必要な保障額って変わっていくものだからね。

③ 複数の生命保険・特約で、死亡保障が重なっていないか

結婚・出産・住宅購入など、ライフイベントのたびに保険を追加していくと、複数の生命保険に分けて入っていることがあります。

それぞれの保障額を足し合わせると、思っていたより大きな金額になっていることも少なくありません。

証券を並べて、死亡した場合にどこからいくら出るのかを一度整理してみることをおすすめします。

見直しの手順と、やってはいけないこと

  1. すべての生命保険・特約の証券を用意する
  2. 死亡保障の金額を一覧にする
  3. 遺族年金でどこまで支えられるか、公的保障の見込みを確認する
  4. 1〜3を踏まえて、今の家族構成に必要な保障額を考える

一覧にしてみて判断に迷うところは、専門家に一緒に見てもらうのも一つの方法です。

複数の保険会社の商品を比べながら相談したい場合は、保険の無料相談窓口を使う方法もあります。

そして、いちばん大事なことです。

見直しの結果、保障額を減らす場合も、解約はいちばん最後にしてください。

新しい契約の保障が始まったことを確認してから、既存の契約を見直してください。健康状態によっては、同じ条件で新しく入り直せない可能性があります。

今日やること

さてさて、次の3つだけ、やってみましょう。

  1. 自分の働き方での、遺族年金の見込みを確かめる
  2. 手もとの生命保険で、死亡保障が出る契約を書き出す
  3. 重なっている部分があれば、解約の前に、残す契約を決める

保険全体の考え方は、保険は何を残して何を見直すかで整理しています。医療保険の見直しは、医療保険を見直す、入りすぎを防ぐ3つのポイントもどうぞ。

まる乃

とりあえず、今の保障額がいくらなのか確認してみる。

ぽよ江

うん、そこからで十分だよ。公的保障の分を知るだけでも、見え方が変わってくるから。

まる乃の家計簿に、また新しい欄が増えそうです笑。

では、また^^


参考(一次資料)
遺族年金|日本年金機構(遺族基礎年金・遺族厚生年金の制度概要、受給対象の範囲。2026年9月29日確認)
遺族基礎年金(受給要件・対象者・年金額)|日本年金機構(受給要件・対象者の詳細。2026年9月29日確認)
※遺族年金の受給要件・金額は、被保険者の納付状況や遺族の年齢・家族構成によって変わります。ご自身の見込み額は、年金事務所や「ねんきんネット」でご確認ください。保険の見直しや解約の前には、契約中の保険会社にご相談ください。

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この記事を書いた人

ぽよ江(日本FP協会認定AFP)
家計のこよみ

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