自営業やフリーランスの方、会社を辞めて次の仕事までの間の方にとって、【国民年金保険料】は毎月の大きな固定費です。
令和8年度は、1か月17,920円。
1年で、20万円を超えます。
この保険料、金額そのものは変えられませんが、払い方によって1年あたりの負担が変わります。
「前納」と「早割」という仕組みです。
この話、専業主婦で私の大親友の「まる乃」にもしてみました。

夫が春から独立して、国民年金の納付書が届くようになったの。毎月コンビニで払ってるんだけど。

それなら、今日の話はちょうどいいかも。払い方を変えるだけで、年に数千円変わることがあるよ。
まず、自分が対象かを確認する
国民年金保険料を自分で納めるのは、主に自営業・フリーランス・学生などの方です(【第1号被保険者】)。
会社員や公務員の方、その扶養に入っている配偶者の方は、保険料を自分で納める形ではないので、この記事の話は当てはまりません。
「納付書が自宅に届いている」なら、対象の可能性が高いと考えてください。
払い方ごとの金額を並べてみる
日本年金機構の案内に載っている、令和8年度の口座振替の金額を並べました(2026年9月26日確認)。
- 毎月納付(翌月末に引き落とし): 17,920円(割引なし)
- 早割(当月末に引き落とし): 17,860円(1か月あたり60円の割引)
- 6か月前納: 106,300円(割引1,220円)
- 1年前納: 210,530円(割引4,510円)
- 2年前納: 417,150円(割引17,370円)
2年前納は、令和8年度と令和9年度の2年分をまとめて払う形です。令和9年度の保険料は18,290円と案内されていて、2年分を毎月払うと434,520円。そこから17,370円が割り引かれます。

2年分で17,000円以上も違うの?

そう。ただ、先に40万円以上をまとめて払うことになるから、そこは家計と相談だね。
口座振替と、現金・クレジットカードの違い
同じ2年前納でも、日本年金機構の案内では、支払い方法で割引額が違います。
- 口座振替: 割引17,370円
- 現金・クレジットカード: 割引16,010円
割引額だけを見ると、口座振替がいちばん大きくなります。
クレジットカードで払うと、カード会社のポイントが付く場合があります。割引額の差と、カードのポイントのどちらが大きいかは、お持ちのカードの還元率によって変わるので、一度計算してみてください。
気をつけたいこと
前納には、注意しておきたい点もあります。
- 一度に出ていく金額が大きい。 生活費や急な出費に使うお金まで使ってしまうと、本末転倒です。私は、まずは6か月前納や1年前納から考えるのが無理がないと思います
- 始められる月が決まっている。 日本年金機構の案内では、口座振替・クレジットカードの前納はいつでも申し込めますが、たとえば直近の4月分から2年前納をしたい場合は、2月末までに申出書を出す必要があるとされています。申し込んだ時期によって、始まる月が変わります
- 状況が変わったときの扱いを確認しておく。 途中で会社員になるなど、働き方が変わる予定がある方は、前納した分がどう扱われるかを、事前に年金事務所などで確認しておくと安心です

春にまとめて払うなら、冬のうちに準備しておかないとだね。

そうそう。今から始めるなら、まずは早割か6か月前納から、でもいいと思うよ。
今日やること
さてさて、ここまで読んでくださった方は、届いている納付書を探したくなっている頃かもしれません笑。
今日やることは、次の2つだけです。
- 今の払い方が、毎月の納付書払いか、口座振替かを確認する
- 口座振替にするなら、早割・6か月・1年・2年のどれが家計に無理がないかを決める
同じ保険料でも、払い方を一度決めるだけで、毎年の負担が少し軽くなります。
払い方で年額が変わる固定費は、ほかにもあります。NHK受信料を見直す、払い方で変わる年額もあわせてどうぞ。
固定費全体の順番は、固定費の見直しは、どこから手をつけるべきかで整理しています。
では、また^^
参考(一次資料)
口座振替でのお支払い|日本年金機構(令和8年度の毎月納付・早割・6か月前納・1年前納・2年前納の金額と割引額、申込の時期。2026年9月26日確認)
国民年金保険料の「2年前納」制度|日本年金機構(2年前納の割引額:口座振替・現金・クレジットカード。2026年9月26日確認)
国民年金保険料の前納|日本年金機構(前納の種類。2026年9月26日確認)
※保険料額・割引額は年度ごとに変わります。申込の前に、日本年金機構の案内で最新の内容をご確認ください。税金の扱いや、状況が変わった場合の手続きは、年金事務所などでご確認ください。
この記事を書いた人
ぽよ江(日本FP協会認定AFP)
家計のこよみ



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